首の痛み
人間の頭の重さは体重の1/8あるとされています。
60kgの方だと約5kgあることになります。その重さを首の細い筋肉やその周辺の筋肉で支えていることになります。パソコン、スマホなどの長時間の使用で前傾姿勢が続くと必要以上の筋肉疲労が起こります。これによって
- ○ 寝違えで後ろや横に動かせない
- ○ 首の緊張・こわばりがひどい
- ○ 上下に動かしにくい
- ○ 振り向く角度が狭くなっている
等が起こります。
他にもストレス、過緊張(思い当たる場合がないのに首が痛い)
忙しい生活を送っていると急に首が痛くなることがあります。
この謎の痛みは自律神経の働きが乱れたため、胸鎖乳突筋や肩甲挙筋、斜角筋の持続的な筋緊張が起こり痛みが起きたと考えられます。弱い筋緊張が持続的におこり、筋肉が限界をこえたところで急に痛みとして自覚するので原因がよくわからなくなる場合が多いです。
痛みが起こるメカニズムとしては
- 1.疲労が溜まると硬くなり
- 2.血行不良を起こし
- 3.疲労物質が溜まり
- 4.痛みが発生する。
といったことになります。
さらにそのままにしておくと、頭痛を引き起こしたり・寝違えを起こしやすくなります。
寝違えになってしまうと首が思わぬ方向に曲がってしまうようになり顔を正面に向けることが難しくなります。
また、何とかして首を戻そうと思っても痛みが生じて正しい方向に顔を向けることができません。
簡単に寝違えと言っても症状は様々ですが痛みを伴い、日常生活にも支障をきたすことがあります。
ほっとけば治ると思われている方もいる様ですが、痛いままの姿勢で筋肉が固まってしまうと寝違えが治った後も変な癖がでたり、何度も寝違いを再発する恐れがあります。
首は頭を支える大切な部分ですので、初期治療を間違えると大変な事になります。
当院ではちゃんとした検査を行い手技による治療が無理と判断した場合特別な機械やはり・灸などを用い治療していきます。