鍼灸とは?
身体の特定の点を刺激するために専用の鍼や灸を用いた治療法のことを言います。
国家資格である「はり師」「きゅう師」が施術の保有しています。
一般的によく治療に使われる鍼は髪の毛程度の細さなので、刺したときの痛みはほとんどありません。
衛生面に関してもステンレスの毎回使い捨ての鍼を使用していますので感染などの心配はありません。
灸も古くからある皮膚の上で燃やしきるタイプではなく、筒を通して熱を送るタイプのものを使用しています。
何に効くの?
筋肉や関節の痛み、腰痛、頭痛、神経痛、その他様々な症状がありますが、病院に行っても解決せず、鍼治療を試みる方も多いと思います。
最近では、鍼治療をする動物病院もあり、ペットに鍼治療をするなんてこともあるんだとか。
しかし、まだ鍼治療を体験されたことのない人は、体に鍼を刺すってなんだか怖いですよね。
そこで、鍼治療によって起こりうる副作用やデメリットになること、どのような効果があるのかなど、鍼治療に対する疑問について書いていきたいと思います。
しかし、実際に鍼治療をすれば副作用的な症状が出ることは決して少なくありません。
鍼をしてから翌朝くらいまでは、疲れ、痛みが出ることが稀にあります。
しかし、それは効いている証拠だともいいます。
鍼治療には、一時的に症状が悪化することがあります。これは俗に言う
〝瞑眩(めんけん)反応〟と言うものです。
分かり易く言えば〝好転反応〟のことで、治療の過程で良くなる前に起こる一時的な身体反応のことをいいます。
慢性の腰痛や肩凝りなんかでは、よく起こる現象です。
鍼灸治療などの東洋医学は現在のスタンダードである西洋医学とは対局にある感じですが、日本や中国だけでなく欧米など世界中で、その効能に注目を集めています。
鍼治療は痛みに対する効果が大きいです。
この仕組みは、針刺激によってモルヒネのような役割のホルモンが分泌されることによって痛みを抑え、また痛みを脳に伝える神経をブロックする働きもあります。
あとは、鍼を刺すことで血液やリンパの流れを促進し、固まった筋肉の緊張がほぐれ柔らかくなり、
凝りや張りの解消、そしてそれによる痛みの解消へと繋がっていく効果も大きいでしょう。
そして、リラックス効果のあるホルモンも分泌されるので、自律神経のバランスが整って、ストレス症状が緩和されリラックスできたり、内臓機能のバランス改善にも効果があります。