頭痛・偏頭痛
頭痛の種類として、風邪や二日酔いといった原因がハッキリしているものや、脳の病気等に起因するもの、そして原因がハッキリせず繰り返し起こるものである『慢性頭痛』があります。
慢性頭痛のなかで一番多いものが緊張型頭痛といわれるもので、首から肩、背中、そして頭の筋肉が緊張することで起こるといわれています。
筋肉の緊張が高まると、筋肉内の血流が悪くなり、筋肉の中に老廃物がたまってしまいます。
それが周囲の神経を刺激して、締めつけられるような痛みを起こします。
慢性頭痛にたいしては
- ①適度に体を動かして筋肉をほぐす
- ②マッサージ、入浴等で血行をよくする
といったものになります。
そして何よりストレスを上手に解消することが大切です。適度な運動や同じ姿勢を続けない等、日々意識するように心がけましょう。
片頭痛
片頭痛は頭の中で血管が拡がり、血管の拍動に合わせて周囲の神経を刺激することで起こります。
何らかの原因で脳の
血管が拡張し、その周囲にある「三叉神経」が圧迫され、刺激を受けます。
三叉神経は刺激を受けると「痛みの原因となる物質」を放出し、血管の周りに炎症を起こしてしまいます。
当然、更に血管は拡張して、ますます周りの三叉神経が刺激されます。この刺激が大脳に伝わって頭痛が起こるのです。
この三叉神経からの情報が大脳に伝わる途中で目や耳、鼻の感覚を司る中枢、吐き気をコントロールする嘔吐中枢にも刺激が伝わります。
それによって、光や音や匂い等に敏感になり、気分が悪くなったり、吐き気を催すといった随伴症状もでてしまいます。
以上から、片頭痛は長引いてしまうと刺激がさらに刺激を呼んでしまって悪循環に陥ってしまいます。
痛みが軽いうちに、早めに対処することが大事です。